Excelでメール一斉送信-04 Excel一覧からExcelファイルへの差し込み

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エクセルへの差し込み印刷はExcelMailAddin以外は以下の記事も書いております。メール送信しない場合、ExcelDevToolの差し込み印刷機能をお勧めします。
ExcelDevToolのデータ入力フォームでExcelを最強のデータベース入力&帳票出力(差し込み印刷)画面に

Excelの一括送信で下記のようなことはよく発生します。
1). 給与明細から個人給与明細を生成して、一括で各社員へ送信します。
2). 売掛一覧から請求書を生成して、一括で各会社へ送信します。
3). 売掛一覧から注文書を生成して、一括で各会社へ送信します。
…….
つまり、既存の台帳や一覧シートから個別文書を作成して、各特定の送信先へ一括送信することは珍しくありません。
この記事では、Excel一覧から個別Excelファイルへの差し込み方法を説明します。
ExcelMailAddinを使えば、マクロを作ることが必要なく、設定だけで様々なパターンが対応できます。
下記の具体例で成績一覧から個人成績表へ一括出力するように、使い方を解説します。

一覧(入力ファイル):
ExcelDataInsertion-0

個別ファイル(出力ファイル):
ExcelDataInsertion-9

ExcelMailAddinのインストールは下記記事を参照してください。
http://superdbtool.blog.jp/archives/1001792674.html

①、 出力マッピング定義
「 マッピング定義」は一覧ファイルからどのように出力ファイルへ内容を出力するか
を定義する
Excelファイルです。 上の部分は一覧ファイルのタイトルやデータサンプルです。
1列名に「!!元データ終了!! 」が入っている行以下は出力ファイルのコンテンツです。
* 
「!!元データ終了!! 」は必ず6行目以下に指定する必要があります。
「!!元シート名!!」は一覧のシート名としてマッピングで使えます。
一覧の項目と出力ファイルの項目を線で繋いで、データコピー関係を定義します。
3種類の線が使えます。
ExcelDataInsertion-10
本例で使ったマッピング定義:
ExcelDataInsertion-4

②、 ファイル出力の設定を追加します。
ExcelDataInsertion-2

下記の図で元データファイル:成績一覧
設定ファイル:マッピング定義ファイル
出力テンプレート:個人成績表のサンプルファイル
出力先フォルダ:書き込み権限のあるフォルダ指定(C:直下は普段駄目)
下記のように設定して保存:
ExcelDataInsertion-5
ExcelDataInsertion-6

③、 一覧で「選択行で出力」をクリックします。
ExcelDataInsertion-7

すると以下のファイルが生成されます。
ExcelDataInsertion-8
ExcelDataInsertion-9

生成したファイルは一斉送信機能を使って、一括で各人へ送信できます。