ExcelDevTool-エクセル機能拡張で技術者の生産性を向上させる – その1 – データベース

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最近、新しい案件でC#.NETを使って、顧客管理のシステムを開発しております。
この案件で技術者(SE)としてExcelDevToolをどのように活用して生産性を高めるかについては紹介させていただきたいと思います。

ここでは顧客登録機能の例で説明いたします。

まず、要件定義が終わってから、お客様から以下のテーブル定義をいただきました。
それに基づいて、テーブルを作成します。

顧客情報テーブル
顧客情報 ID
氏名
カナ
敬称
住所
市区町村
都道府県
郵便番号
地方
国/地域
会社名
タイトル
会社直通 TEL
会社内線番号
携帯 TEL
FAX 番号
電子メール名
前回の応対日
応対区分 ID
紹介者名
備考

①、これは日本語の表現で、そのまま使えないため、Google翻訳で英語へ翻訳しました。

②、Excelに翻訳した結果をコピーして、一括でスペースや/などを”_”へ置換しました。(Excelの置換でもOKですが、正規表現に慣れているから、
ExcelDevToolの正規表現置換を使いました)

置換後少し整理した結果:

②、テーブルのCreate文を作成するため、整理して、以下のようにテーブルを定義しました。
使ったExcelDevToolの機能:一括で小文字から大文字への変換

③、氏名の行の後ろにSQL用の列定義文を記述します。その後、入力したSQL文を選択して、Excel右クリック→機能拡張→選択範囲→文字列を数式へ変更をクリックします。ここはポイントです。「文字列を数式へ変更」の機能は以降の作業でもたくさん使われると思います。

下記のように、SQL文中の文字列を対応するセルへ置換します。

すると、SQLの内容はそのままで、本来の文字列は自動的に数式に変換されます!

変換した行の内容をコピーしてほかの行にペストすれば、一瞬で以下のようになりました。

④、SQLをSQLServerのエディタにコピーして、CREATE TABLE文を追加して、少し編集して、Createします。

日本語のテーブル定義からSQL Serverのテーブル作成まで、10分ぐらいで終わりました。

現時点でまだ使わないですが、顧客管理画面でInsert、Updateのプロシージャーが使う想定なので、
Insert文とUpdate文の定義も「文字列を数式へ変更」の機能を使って事前に定義しておきます。

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