メール作成時間を短縮!誤送信を完全になくす! – その3 –高強度のパスワードを設定

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前回の記事でOutlookNoMissAddinを使って「OUTLOOK誤送信対策機能」の紹介をさせていただきましたが、添付ファイルをZip化してパスワードさえ設定すれば、もう心配をしなくてもいいいですか。
NO! パスワードの複雑さと桁数に注意しないと、パスワードを掛けてもあまり意味ないです。

OutlookNoMissAddinは添付ファイルをZIP(256bitAES)のフォーマットで圧縮しています。これは128bitAESより安全性は高いです。DIT社のテスト結果により1秒間の解析回数は相当違います。

それでも、例えば、パスワードに「password」を設定した場合、こちらのテストで数秒で解析できてしまいました

以下はDIT社から引用した数値です。PC1台(CPU:Intel Core i7、システムメモリ:8GB、
GPU:GeForce GTX 680)赤文字部分は論理的に安全ではないパスワードです。

パスワードの桁数と複雑さに注意しないと、わざわざ設定されたパスワードは攻撃ソフトにより数秒で解析されてしまいます。ちなみに、攻撃ソフトの入手は誰でもできますし、操作も非常に簡単です。添付ファイルを暗号化して送信する際に、できるだけパスワード自動生成機能を使っていただければと思います。自分で設定したパスワードを使われるなら、少なくとも10桁のパスワードを設定しましょう。

自動生成したパスワードはメール送信後のパスワード通知メールに自動的に反映されますので、宛先へそのまま送信すればいいので、時間はかかりません。